Message [R] Act 3
私のマジカル・シェルフ
2013.03.5(tue) |
私にとって、本棚は、ワクワクする場所でした。
わからない事を何でも答えてくれる百科事典。哲学等の体系的な知識を理解し、
自分の物にするのに必要なジャンル別に整理された本棚。
私の知識の源であり、また先生でもあります。
今でも私は休日には一日中書店を巡り、本を手にとり、開いて内容を確かめ、
気に入った数冊を買い求める。
そしてその本達の重みを確かめながら満足して帰りの電車に乗る。
その本は新刊もあり、学生時代から半ば習慣と化した神田の古本屋街を歩き、
そして読みたいと思っていた本に巡り会うのが、私の秘かな楽しみです。
ところが昨今ではパソコンで本を探し、パソコンを使って本を購入し、
はたまた電子書籍なる物を画面を通じて本を読む事が一般化しつつあり、
その結果、百科事典も今や不用となり、神田の古本屋巡りも、昔日の話しと
なりつつあります。その結果、最近は店をたたむ古書店も多い。
でも私は私なりの本との巡り合い、たとえ効率は悪くても、
書店巡りや古本屋巡りをやめようとは思わない。
なぜならこういう方法で本と巡り合うのが私にとっては知的ロマンなのだから……。
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